2.3.1.2: 分岐


大動脈は分岐をくりかえし、細動脈となり、さらに分岐して毛細血管となります。どの分岐においても、血管の直径は小さくなりますが、分岐後の血管断面積の和は、分岐前の断面積よりも大きくなります。毛細血管の総断面積は、上行大動脈よりも約1,000倍ほど大きい。

これらの特徴のため、血流は大動脈で速く、毛細血管では遅くなります。また、分岐により、血圧も低下します。一回の心拍動による血流の緩急である脈流は、毛細血管ではみとめられなくなります。

分岐により血圧が低くなるため、管壁は分岐のたびに薄くなり、毛細血管は一層の内皮細胞のみからなります。以上の特徴により、大動脈は遠方へ血液を運搬するのに有利であり、毛細血管は、局所において血液と細胞との物質交換に有利です。

チャレンジクイズ

1 動脈の分岐により、直径は大きく 小さく なる。

2 動脈において、分岐後の血管断面積の和は、分岐前の断面積よりも小さい 大きい 

3 動脈の分岐により、血流は遅く 速く なる。

4 動脈の分岐により、血圧は高く 低く なる。

5 動脈の分岐により、脈圧(最大血圧と最小血圧との差)は小さく 大きく なる。

6 動脈の分岐により、管壁は厚く 薄く なる。

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