8.1.4.3: 方向


上述の例とは逆の方向で、浸透圧が作用することも、当然、あります。

球状の半透膜の内側の溶質濃度が低く、外側の濃度が高い場合を考えてみよう。

 

 

膜外側の溶質が、膜を通過して内部に入ることができないので、拡散により濃度差を解消することはできません。しかし、「半透膜を介して、溶質が溶媒を引く力」である浸透圧による、溶質(水)の移動は可能です。この場合、その浸透圧は、水を膜の内部から膜外部へ引き出す方向に作用します。

 

 

上記の水の移動により、膜内部の水分が減少し、体積が減少するため、濃度は上昇します。一方、膜外部の水分は増量し、体積が増大するため、濃度は低下します。これらにより、濃度差は小さくなります。

 

 

チャレンジクイズ

1 球状の半透膜の外側の溶液の濃度の方が、内側より高い場合、溶質 溶媒 内側から外側へ 外側から内側へ 移動する。

2 球状の半透膜の外側の溶液の濃度の方が、内側より高い場合、球の体積は増大 減少 する。

3 ナメクジに塩をかけると脱水するのは、拡散 能動輸送 浸透圧 ろ過 による。

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: 浸透圧の単位

: 拡散との比較