8.1.5: 良く出てくる単位

モル

物質の分子数の指標である.6.02×1023個の粒子が1モル (1mol)である.1molの分子数の重さは,その物質の分子量(gram)に等しい.たとえば,塩化ナトリウム(NaCl)の分子量は58.5である.NaClの分子6.02×1023個の重さが58.5 gramである.

当量

ある物質の集まりにおける電荷量の指標である.モル数×原子価で定義される.(原子価:1つの分子・原子が持つ電荷量.たとえば,水素イオン,H+は電荷をひとつもっているので,原子価1である.また,酸素イオン,O2-は電荷をふたつもっているので,原子価2である.1molのH+

モル数(1)×原子価(1)=1当量Equivalent(Eq)である.

また,1 molのO2-

モル数(1)×原子価(2)=2当量Equivalent(Eq)である.

細胞内液における陽イオンを持つ物質と陰イオンを持つ物質の濃度をモル数と当量で表現し,比較してみよう.

モル数当量
陽イオンを持つ物質174 mol/L193 mEq/L
陰イオンを持つ物質128 mol/L193mEq/L

すなわち,細胞内液は(外液も),分子量の指標であるモル数で表現すると,陽イオンと陰イオンの分子量は異なる.しかし,電荷量の指標である当量で表現すると,等しい.すなわち,細胞内液は(外液も)電気的に中和しているわけである.
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: 体液分画、電解質と体液の関係

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