10.1: はじめに

私たちは,体を健康に保ち,活動し続けるためには,外部から多くの栄養素を補給し続けなくてはならなりません.この供給経路が消化管です.消化管では,消化・吸収が行なわれています.消化とは,嚥下した大きな物質(たとえばタンパク質)を吸収可能な小さな物質(アミノ酸など)にまで分解する過程です.これには消化管運動(蠕動・分節運動)による機械的消化,ならびに消化液(胃液,腸液など)に含まれる酵素による化学的消化とに分ることができます.吸収とは,生体外のものが生体内に入ることをいいます.腸管内は,そこまでまったく組織を破らずに到達できるので,生体外です.タンパク質はアミノ酸,炭水化物は単糖にまで分解されてから吸収されます.  消化・吸収とも自律神経系とホルモン系とにより自律的に調節されています.胃液の分泌,腸の動きなどは随意的にはコントロールできません.
 この章では,臓器ごとの機能が一つの流れとなります.さらには,物質ごとの過程もまとめておきます.

口腔,唾液腺,咽頭,喉頭,食道,胃,十二指腸,肝臓,胆嚢,胆管,膵臓,膵管,空腸,回腸,大腸,直腸,縦走筋,輪走筋,
Auerbach(筋肉内)神経叢,Meissner(粘膜下)神経叢,輪状ひだ,絨毛,微絨毛,

門脈

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