9.4.1: はじめに


<<1>>「一歩一歩学ぶ生命科学(人体)/防御システム・白血球」では、人の体の防御システムを3つのレベルに分類します。

動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)

第1レベルは、体外の非自己に対する画一的な防御システムです。「画一的」とは、多くのものを同じように扱う、という意味です。たとえば、 皮膚は、多くの細菌を同じようにはねかえします。

第2レベルは、体内の非自己に対する画一的な防御システムです。 好中球などによる防御システムは、体内の細胞・物質が「自己」か「非自己」かの識別をし、どのような非自己であるかは特定せずに同じように攻撃します。

第3レベルは、体内の非自己に対する固有の防御システムです。「固有」とは、非自己によって対応が異なる、ということです。たとえば、警察は、コソ泥と大犯罪組織の黒幕とでは、かなり違った対応をしています。 免疫系は非自己により、対応が異なります。

<<2>>異物のことを「非自己」と表現することがあります。

人の体(の防御系)にとって細菌が「異物である」との表現はわかりやすいのですが、「非自己」と表現されることもあります。これは、異物でない、自分自身の細胞を「自己」と表現する対語なのです。

<<3>>「防御」と「攻撃」との、一般的には反対の意味の用語が、同じ現象をさして使われることがあります。

警察が犯罪組織を逮捕する時は、治安と国民とを防御しているのですけれど、逮捕は時に攻撃的です。 同様に、人の体(の防御系)も侵入した細菌を攻撃して体を防御しています。

このページのトップにスクロール

: イントロ

: 防御システム・白血球