4.3.1.4.5: 分泌調節-3

ADH (vasopressin)の分泌調節作用をまとめて図示すると...

(絶飲し,水分が不足してくると...)
絶飲により大動静脈の血しょうが高張になると,負のフィードバックのために,ADH (vasopressin)の分泌が亢進し,水チャンネルは開き,多くの水分が再吸収されるため,腎静脈の血しょうは腎動脈の血しょうより低張になります.これは,高張の大動静脈血しょうを等張に戻すのに役立ちます.

(逆に,水分負荷されると...)
飲水により,大動静脈の血しょうが低張になると,負のフィードバックのために,ADH (vasopressin)の分泌は低下し,水チャンネルは閉じ,水分の再吸収が低下するため,腎静脈の血しょうは腎動脈の血しょうより高張になります.これは,低張の大動静脈血しょうを等張に戻すのに役立ちます.


表にしてみよう...

 

はじめの変化ADH分泌
(負のフィードバックにおける原因)
腎臓の調節得られる結果
病態大動静脈,腎動脈の血しょう浸透圧負のフィードバックにおける結果(血しょう浸透圧の低下)水チャンネル水の再吸収腎静脈の血しょう浸透圧大動静脈の血しょう浸透圧尿浸透圧尿量
絶飲高張減少通常より亢進通常より開通常より亢進腎動脈より低張正常値へ向かって低下通常より上昇通常より低下
水分負荷低張増加通常より低下通常より閉通常より低下腎動脈より高張正常値へ向かって増大通常より低下通常より増大

 

 

チャレンジクイズ

1 バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の作用(血漿浸透圧低下)は、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌に 正 負 のフィードバックをかけている。

2 バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)は、 「濃度重視型」 「作用重視型」 調節を受けている。

3 飲水すると、血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)のホルモン作用(血漿浸透圧の 上昇 低下 )が少なすぎる 多すぎる 状態であり、負のフィードバックによりバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌は、低下 亢進 する。これにより、腎臓の尿細管の水チャンネル数は通常より少なく 多く なり、水分の再吸収は、少なく 多く なる。これは、尿量を減少 増大 させ、尿浸透圧を増大 減少 させ、血漿浸透圧を(セットポイントへ向けて)高く 低く する。

4 発汗すると、血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)のホルモン作用(血漿浸透圧の上昇 低下 )が 少なすぎる 多すぎる 状態であり、負のフィードバックによりバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌は 亢進 低下 する。これにより、腎臓の尿細管の水チャンネル数は通常より 多く 少なく なり、水分の再吸収は 多く 少なく なる。これは、尿量を 減少 増大 させ、尿浸透圧を 減少 増大 させ、血漿浸透圧を(セットポイントへ向けて) 低く 高く する。

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