2.3.2.2.1: 正常な動脈

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(図上段)正常な動脈壁には、輪ゴムのように、伸びて、縮む弾性があります。

心室が収縮して、血液が駆出されると、血圧が上昇し、動脈壁が血液により内側から押されます。

動脈壁に弾性があるため、内側から押されると拡大します。この拡大により、血液が動脈を押す力は弱くなり、血圧は下がり、収縮期血圧は 115 mmHg程度になります。血圧があるので、毛細血管にも血流はあります。

(図下段)心室が弛緩して、血液を駆出しなくなると、血液が動脈壁を押す力は消え、心臓による血圧はなくなり、心臓による血流はなくなってしまいます。 しかし、伸ばされた輪ゴムは縮みます。そのため、動脈は縮小し、動脈壁が血液を圧迫(赤い内向きの縞矢印)します。これにより、血圧は 75 mmHg 程度まで上昇します。つまり、動脈の弾性のため、心臓の拡張期でも、毛細血管に血流が保たれるのです。


収縮期血圧は心室の収縮により上昇します。一方、動脈の弾性のために、収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する、とまとめられます。

 

チャレンジクイズ

1 心臓の収縮期、血液が大動脈壁を押し広げる力 大動脈壁が血液を圧迫する力 は他方より強い。

2 心臓の弛緩期、大動脈壁が血液を圧迫する力 血液が大動脈壁を押し広げる力 は他方より強い。

3 心臓の収縮期、動脈は弾性のために、縮小 拡張 する。

4 心臓の拡張期、動脈は弾性のために、拡張 縮小 する。

5 動脈の弾性のために、収縮期(上の、最高)血圧は低下 上昇 する。

6 動脈の弾性のために、拡張期(下の、最低)血圧は上昇 低下 する。

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