(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)
主な病態として閉塞性障害と肺胞の破壊とがある.閉塞性障害により,1秒率が低下する.また,肺胞の破壊により低O2血症,高CO2血症となる.閉塞性障害と肺胞の破壊とにより,呼吸困難感(息苦しさ)がもたらされる.また,肺胞の破壊により肺の弾性力が低下し,肺気量が増大(過膨張)する.
大気汚染,喫煙とが大きな要因となる.エネルギー代謝が亢進し,低栄養,低体重となり,分岐鎖アミノ酸(バリン,ロイシン,イソロイシン)が低下する.