1.4.2.3: ATPの合成

アデノシン三リン酸(ATP)は、アデノシン二リン酸(ADP)と、リン酸(P)と、栄養素の中のエネルギーとで合成される。

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・アデノシン二リン酸(ADP)とリン酸(P)とを合わせただけでは、アデノシン三リン酸(ATP)はできません。リン酸を結合させるために、エネルギーが必要だからです。

・そのエネルギーこそが、栄養素が分解されて放出されるエネルギーなのです。栄養素からATPへの赤い矢印は、栄養素が分解されて放出したエネルギーが、ATP合成に使われていることを表します。

・前述の通り、ATPを合成するために必要な原子は、栄養素からは来ません。移行するのはエネルギーだけです。青い矢印は、栄養素の中にあったすべての原子の流れを表します。 各物質内のエネルギー量を数値(kcal/mol)で示します。赤い矢印は、すべてのエネルギーの流れを表すわけではありません。1molのアデノシン三リン酸を合成するためには、12 (36-24) kcalのエネルギーが必要であり、そのためには、18kcalのエネルギーを含む量の栄養素が必要です。ATPに移行しないエネルギー(6 kcal)は熱になります。

 

チャレンジクイズ

1 ATPと「ATPの部品」とでは、前者 後者 の方が化学的エネルギーが多い。

2 ATP合成に使われるエネルギーは、筋の運動エネルギー 栄養素の化学的エネルギー である。

3 ATP合成に必要な原子は、栄養素 「ATPの部品」 からくる。

4 ATP合成に必要な化学的エネルギーは、「ATPの部品」 栄養素 からくる。

5 収縮している筋細胞内では、主に栄養素が分解されてATPが合成される ATPが分解されて栄養素が生成される 

6 エネルギー代謝の結果、栄養素が合成 分解 されて獲得 放出 したエネルギーと、ATPが合成 分解 されて獲得 放出 したエネルギーとでは、後者 前者 の方が大きい。

7 ATP合成のときに使われるエネルギーは、食品の栄養素から供給される。誤 正 

8 アデノシン二リン酸 adenosine di-phosphate (ADP)とリン酸とで、アデノシン三リン酸 adenosine tri-phosphate (ATP)合成に必要な化学的「部品」はそろっている。正 誤 

9 アデノシン二リン酸 adenosine di-phosphate (ADP)とリン酸さえあれば、ATPは合成できる。誤 正 

10 栄養素内の原子は、すべて代謝産物 すべてがATP 一部が代謝産物で一部がATP へ移行する。

11 栄養素の代謝産物は、

アデノシン三リン酸 adenosine tri-phosphate (ATP)
二酸化炭素(CO2)
アデノシン二リン酸 adenosine di-phosphate (ADP)
酸素(O2)
である。

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