8.6.1.2: 呼吸性アシドーシス

原疾患により、血漿中のCO2が増大し、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2方向の変換)のために血中のH+を増大させる病態を、呼吸性アシドーシスという。


肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、高CO2血症です。

血漿のこの変化に対し、重炭酸緩衝系は、H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2 (図中では H+ ← CO2) の方向に作用します。そのため、H+も増大し、呼吸性アシドーシス(による酸血症)がもたらされます。

 

チャレンジクイズ

1 肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、CO2増大、すなわち、

代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症)
低CO2血症
代謝性アシドーシス(による酸血症)
高CO2血症
呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症)
呼吸性アシドーシス(による酸血症)
である。血漿のこの変化に対し、重炭酸緩衝系は、 
H+ +HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2
H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2
の方向に作用する。そのため、H+は 減少 増大 する。 すなわち、
呼吸性アシドーシス(による酸血症)
代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症)
呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症)
代謝性アシドーシス(による酸血症)
がもたらされる。

2 肺の機能低下(肺炎)により、

代謝性アシドーシス(による酸血症)
呼吸性アシドーシス(による酸血症)
代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症)
呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症)
がもたらされる。

3 肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、CO2増大、すなわち、

呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症)
代謝性アシドーシス(による酸血症)
呼吸性アシドーシス(による酸血症)
代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症)
高CO2血症
低CO2血症
である。

4 図の変化に対し、重炭酸緩衝系は 

H+ → CO2 (正確には、H+ + HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2)
H+ ← CO2 (正確には、H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2)
の方向に作用する。

図表-1 拡大するにはここをクリック

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