6.1.1.20: 機能局在

神経系のなかでは、部位によって機能が特定している。

たとえば、大脳皮質の中心前回という場所では、手足を動かすという特定の働きがあり、中心後回という場所では、手足に対する刺激を感覚するという特定の働きがあります。中心前回以外の部位では、手足を動かせないし、中心後回以外の部位では、手足に対する刺激を感覚できません。肝臓や腎臓には、このような局在はありません。そのため、これら臓器の半分を失っても、他の半分が失われた機能を代償することによって個体としては当面、損害はありません。しかし、神経系では機能が局在しているため、神経系の一部が障害されると、そこで司られていた機能は、神経系の他の部位で代償されずに失われてしまいます。これは、神経細胞が分裂しえないためでもあります。つまり、ある位置にあった神経細胞の損失が、他の神経細胞の分裂・増殖により補われることはありません。ただし、神経細胞の枝部分である神経線維の障害は、再生可能です(後述)。

チャレンジクイズ

1 脳は、どの部位でも同様の仕事をしている。 誤 正 

2 神経系の特徴に、機能局在があげられる。 正 誤 

3 健康な 脳 腎臓 の半分が損傷し、機能を失った。これは、大きな障害をもたらす。

4 健康な 腎臓 脳 の半分が損傷し、機能を失った。これにより、当面の障害はない。

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: 機能局在の法則-1

: 中枢の条件