8.3.8: 重炭酸緩衝系

重炭酸緩衝系は、H+とCO2を相互に変換している。


血漿緩衝系の中でも、重炭酸緩衝系はユニークな位置づけにあります。

1.腎臓が排泄するH+と、肺が排出するCO2を、相互に変換できます。つまり、血中にH+が放出されると、かなりの部分をCO2に変換します。逆に、CO2をH+に変換することも可能です。

2.血漿の緩衝力の約半分は、重炭酸緩衝系によります。

のふたつが、ユニークさの理由です。重炭酸緩衝系は、化学的に正しく書くと、H+ + HCO3- ←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2となります。それを略して、図中には、H+←→CO2とあらわします。

 

チャレンジクイズ

1 重炭酸緩衝系、リン酸緩衝系、ヘモグロビン緩衝系、タンパク質緩衝系のうち、もっとも緩衝力の強いのは リン酸緩衝系 ヘモグロビン緩衝系 重炭酸緩衝系 タンパク質緩衝系 である。

2 タンパク質緩衝系 重炭酸緩衝系 リン酸緩衝系 ヘモグロビン緩衝系 には、H+とCO2とを相互に変換できる作用がある。

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: 重炭酸緩衝系の基本的作用

: 血漿緩衝系のはたらき