8.3.9.5: 血中のH+濃度が低下

H+の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、CO2が減少し、H+の減少は残る。

(アルドステロン症などにより)腎機能が亢進すると動脈血中のH+が低下します。これが下表の1行目「動脈血に最初に起こる変化」です。

 

変化の前 H+ ←→ CO2
動脈血に最初に起こる変化 ↓↓    
重炭酸緩衝系の作用 ↑  ↓ 
総和  

この際(表の2行目)、重炭酸緩衝系は、H+ ← CO2 (H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2)の方向に作用します。この化学反応は、H+を増大させるので、「最初の増減を打ち消す方向」です。
また、「最初の増減量より少ない量」化学反応が進むため、緩衝系により増大するH+の量(↑)は、最初に減少する量(↓↓)より小さくなります。そのため、総和(表の3行目)としては、H+もCO2も減少します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意!!この図は重炭酸緩衝系の方向と表の総和とを図示しています。

 

チャレンジクイズ

1 H+の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、CO2減少 増大 する。

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: 重炭酸緩衝系の作用

: 血中のCO2濃度が低下