1.4.7.2: ケトン体の蓄積

細胞内のブドウ糖が不足すると、脂肪酸のβ-酸化がエネルギー代謝の中心となるが、アセチル-CoAがクレブス回路で代謝されないため、ケトン体が蓄積する。
 

 ブドウ糖が細胞内にある程度ないと、クレブス回路(TCA回路)は回転しません(上述)。
したがって、脂肪酸のβ-酸化が亢進して、アセチル-CoAが生成(「産生」)されてもクレブス回路に取込まれないことになります。このとき、アセチル-CoAはケトン体に変換され、ケトン体が体内に蓄積されます。β-酸化によって生成された水素が、電子伝達系と酸化的リン酸化反応とによってATPを生成します。
 ブドウ糖が細胞内に十分ある場合と比べて、低下する代謝は青で、増大する反応は赤で示しています。

 

チャレンジクイズ

1 細胞内のぶどう糖が不足すると、 脂肪酸 ぶどう糖 の代謝が主たるエネルギー代謝となる。

2 飢餓状態では、 脂肪酸 ぶどう糖 の代謝が主たるエネルギー代謝となる。

3 糖尿病では、 脂肪酸 ぶどう糖 の代謝が主たるエネルギー代謝となる。

4 細胞内の糖が不足すると、β-酸化 解糖系 クレブス回路 電子伝達系(ならびに共役した酸化的リン酸化反応) が低下する。

5 脂肪酸が受けなければならない代謝は

クレブス回路
解糖系
電子伝達系(ならびに共役した酸化的リン酸化反応)
β-酸化
である。

6 細胞内の糖が不足したために脂肪酸の代謝が亢進すると、 乳酸 ケトン体 が蓄積する。

7 絶食状態では細胞内と血中の乳酸 ケトン体 が 減少 増大 する。

8 糖尿病では細胞内と血中の乳酸 ケトン体 が 減少 増大 する。

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: 少し詳しい情報

: 乳酸の蓄積