8.6.1.1: 分類


以上の説明により、アシドーシスにも...
  1. 肺の機能が低下し、動脈血中のCO2が増大し、さらに、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2方向の変換)のためにH+を増大させるアシドーシス
  2. 腎臓の機能低下など、原疾患そのもののためにH+を増大させるアシドーシス
の2種類あることにお気づきでしょうか?
*原疾患により、血しょう中のCO2が増大し、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2方向の変換)のためにH+を増大させる病態を、呼吸性アシドーシスという。
*H+が、原疾患そのものにより増大する病態を、代謝性アシドーシスいう。

アルカローシスも同様です。
*原疾患により、血しょう中のCO2が減少し、重炭酸緩衝系(H+ → CO2方向の変換)のためにH+を減少させる病態を、呼吸性アルカローシスという。
*H+が、原疾患そのものにより減少する病態を、代謝性アルカローシスという。

以上から下記の表のようにまとめられます。

原疾患動脈血に
最初に起こる変化
重炭酸緩衝系の作用の結果,動脈血に
2次的に起こる変化
H+CO2呼び方変換の
方向
H+もたらすもの
a. 肺の
機能低下 
  ↑↑ 高CO2血症 H+←CO2 呼吸性
アシドーシス
(による酸血症)
b. 腎臓の
機能低下
↑↑   代謝性
アシドーシス
(による酸血症)
     
c. 肺の
機能亢進 
  ↓↓ 低CO2血症 H+→CO2 呼吸性
アルカローシス
(によるアルカリ血症)
d. 腎臓の
機能亢進
↓↓   代謝性
アルカローシス
(によるアルカリ血症)
     
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: 呼吸性アシドーシス

: アシドーシス、アルカローシスの種類