8.7.11: データの読み方/代謝性アルカローシスにおける第3歩

代謝性アルカローシスでは、
CO2はHCO3-の(正常値=24 mEq/Lからの)増大量×(0.5〜1.0)増大
していることが期待される。この範囲よりCO2が増大していれば、肺機能が低下する病態が、CO2が低下していれば、肺機能が亢進する病態の合併を疑う。

第5章で述べたように、代謝性アルカローシスの際、H+の減少とCO2の減少の両者の刺激低下のため、肺機能(換気)は大きく減少し、CO2は大きく増大します。 

 HCO3-の(正常値=24 mEq/Lからの)増大量×(0.5〜1.0)
=CO2の(正常値=40 mmHgからの)増大量


と経験的に言われている。CO2の増大量が上式の予想値を超える場合、単純な代謝性アルカローシスに加え、CO2を増減させる別の病態が示唆されます。

チャレンジクイズ

1 pH, 7.50、HCO3-、 30 mEq/L、CO2、 52 mm Hgの血液検査データと整合性のある病態は 
呼吸性 代謝性  アルカローシス アシドーシス である。さらに、肺機能が 

異常をきたしていると思わせるデータはない
低下する病態が合併している
亢進する病態が合併している

2 pH, 7.48、HCO3-、 32 mEq/L、CO2、 46 mm Hgの血液検査データと整合性のある病態は代謝性 呼吸性  アシドーシス アルカローシス である。さらに、肺機能が 

異常をきたしていると思わせるデータはない
低下する病態が合併している
亢進する病態が合併している

3 pH, 7.52、HCO3-、 34.0 mEq/L、CO2、 42 mm Hgの血液検査データと整合性のある病態は 呼吸性 代謝性  アルカローシス アシドーシス である。さらに、肺機能が 

低下する病態が合併している
亢進する病態が合併している
異常をきたしていると思わせるデータはない

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