4.3.1.4.3: 分泌調節-1

血しょうが高張になると、ADH (vasopressin)の生成、内分泌は亢進し、血しょうが低張になると、ADH (vasopressin)の分泌は低下する。

左図は25人の被験者において、(1)絶飲(16-20時間)、(2)自由飲水、(3)体重1kgあたり20 mLの水分負荷の90分後、の3条件で血しょうの浸透圧とADH (vasopressin)濃度を測定した結果である。絶飲(16-20時間)により血しょう浸透圧が増大すると、ADHの生成、内分泌が増大し,血中濃度が上昇する(グラフ右上のデータ)。逆に飲水により血しょう浸透圧が低下すると、ADH (vasopressin)の生成、内分泌と血中濃度も低下する(グラフ左下のデータ)。

 

 血しょう浸透圧
(mosmol/kg)
ADH(vasopressin)
(pg/ml)
絶飲(16-20時間後)292 ± 5.25.4 ± 3.4
自由飲水287 ± 2.12.7 ± 1.4
水分負荷 (20 mL/kg)282 ± 4.81.4 ± 0.8

平均値は左表のように報告されている(Robertson GL et al. Development and clinical application of a new method for the radioimmunoassay of arginine vasopressin in human plasma. J Clin Invest 1973; 52: 2340-2352 )。

チャレンジクイズ

1 血漿浸透圧、295 mOsmは 低張 等張 高張 であると思われる。

2 血漿浸透圧、285-290 mOsmは 高張 低張 等張 であると思われる。

3 血漿浸透圧、280 mOsmは 等張 高張 低張 であると思われる。

4 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度とは、増大(上昇)する 低下する 

5 飲水により、血漿浸透圧が低下すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度は 低下する 増大(上昇)する 

6 血漿浸透圧が発汗により上昇 飲水により低下 すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度は増大(上昇)する。

7 血漿が高張 低張 になると、視床下部からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌と血中濃度は低下する。

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