9.2.4.3: 鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血の主な病因は、鉄不足である。


鉄欠乏性貧血では、鉄(貯蔵鉄と血清鉄)不足によりヘムの生成が低下し、ヘモグロビン生成が低下し、貧血になります。

鉄欠乏性貧血の赤血球は、小球性低色素性です。

鉄欠乏性貧血では、貯蔵鉄(フェリチン)と血清鉄の減少が、主たる病態です。これらの変化は、太い矢印で図示してあります。2次的な変化として、(フェリチンが減少するため)血清フェリチンが減少、(フェリチンが減少するため、逆相関で)総鉄結合能、 total iron-binding capacity (TIBC)は増大、(TIBCが増大し、血清鉄が減少するため)不飽和鉄結合能、 unbound iron-binding capacity (UIBC)は増大します。これらの変化は、細い矢印で図示してあります。

出血による貧血は、再利用できる鉄が減少するため、鉄欠乏性貧血です。

チャレンジクイズ

1 鉄欠乏性貧血の主な病因は、

鉄不足
デルタ-アミノレブリン酸(δ-ALA)の欠損、機能低下
トランスフェリンの欠損
トランスフェリンの減少
グロビン遺伝子欠損
赤血球に対する自己抗体
全能性幹細胞の分裂・分化能の低下
ビタミンB12、葉酸の欠乏
である。

2 鉄欠乏性貧血では、鉄不足によりヘム グロビン の生成が低下し、ヘモグロビン生成が低下する。

3 鉄欠乏性貧血の赤血球は、大球性 正球性 小球性 正色素性 低色素性 である。

4 鉄欠乏性貧血では、貯蔵鉄が減少 増大 、血清フェリチンが減少 増大 、血清鉄が減少 増大 、総鉄結合能、 total iron-binding capacity (TIBC)は減少 増大 、不飽和鉄結合能、 unbound iron-binding capacity (UIBC)は減少 増大 する。

5 出血は、

慢性疾患にともなう貧血
サラセミア
鉄芽球性貧血
巨赤芽球性貧血
無トランスフェリン血症
鉄欠乏性貧血
自己免疫性溶血性貧血
再生不良性貧血
をもたらす。

6 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチンが減少 増大 する。

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