9.4.2.8: 体内の非自己に対する固有の反応:免疫系-2

免疫系は記憶する。

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免疫系は記憶するのです。すなわち、ある非自己(異物)に対していったん抗体を生成(産生)すると、その非自己(異物)が消滅して時間がたった後も、その非自己(異物)に対する抗体を少量、生成しつづけるのです。このような状態を「感作された」といいます。

<2度目の侵入>
箱形細菌は1度、ある人体に侵入したら、2度とは来ない...なんてことは当然ありません。1度目の侵入で感作された人体に同じ箱形細菌が2度目の侵入をはたした、としましょう。そこにはすでに箱型細菌に対する抗体があります(上述)。

<2度目の侵入に対する免疫応答>
ある非自己(異物)に対して感作されていると、2回目にその非自己(異物)が入ってくると、1回目よりも多くの抗体が生成(産生)されるのです。これは1回目より効率の高い防御です。

1回目の侵入に対しては抗体が3つ生成され、箱型細菌は90度横転しただけなのに、2回目の侵入に対しては8つの抗体が生成され、細菌は180度回転したイラストになっています。

この性質を利用したのが予防接種です。

















チャレンジクイズ

1 ある特定の細菌の2回目の侵入に対して生成される抗体の量は、1回目の量よりも少ない 同じ 多い 

2 免疫システムがある抗原(非自己)に感作されると、その抗原(非自己)に対する攻撃の効率は悪くなる それほど変わらない 良くなる 

3 免疫システムがある抗原を経験し、その抗原に対する攻撃を効率よく行えるようになった状態を、「感作された」と表現する。正 誤 

4 ある非自己(異物)が抗体で除去された後、その抗体はまったく生成されなくなる 少量の生成が続く 大量の生成がつづく 

5 ある特定の細菌に対する2回目の免疫応答(防御)は、1回目よりも弱い と同じレベル よりも強い 

6 特定の細菌は、ある個人に何度でも侵入する可能性はある 1度だけ侵入可能である 

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: ヒトにおける「自己」の特定性

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